財団法人クラフトセンタージャパンがめざすもの 1財団法人クラフトセンタージャパンでは新たな出発に向けて、財団のあり方、事業内容等の刷新を検討しておりますが、その内容をお知らせいたします。 ■活動の趣意□21世紀は環境の世紀環境問題はエネルギーや資源、モノ作り、さらに社会のありようを変えることになります。環境への負担を軽減する持続可能なモノ作りは、今日の社会において最も先進的なものです。大量生産・大量消費・大量破棄による、今までの経済成長の豊かさのむなしさに誰もが気づいています。日本のモノ作りの未来を広げていこうというのであれば、少子高齢化社会の問題点をはじめ、現在、私たちが抱えている様々な課題を視野に、モノ作りの在り方の全体像と目標を見定める必要があります。 □日本の経験と潜在力を生かす飽きたら捨てられる商品ではなく、使い込むことで愛着が生まれるスローライフなモノ作り。消費を助長するモノから、ヒュ−マンニーズに応じたユニバーサルなモノへ。生産性や効率ばかりでなく、長持ちする・再利用できるエコロジカルな資源重視のモノ作りが求められています。 これらのモノ作りとモノへの思いは、物質的な富よりも自然と共生した生活をせざるを得なかった、島国の日本人がすでに経験してきたことです。しかし、自然素材と手を中心に積み重ねられてきた丁寧な仕事は、便利で安い商品を求める市場経済化の流れの中で、非合理的で生産性の低い、経験と勘に頼る産業として切り捨てられ、日本人のモノを大切にする工夫と柔軟性に富んだ暮らしも、急速に均質化し無機的なものへと変質しています。 □文化と生活心象を示すモノとモノ作りは風土や習慣、技術と素材に対する創意工夫、それを使う人の生活を包括しています。つまり、モノはその背景にある人々の営み、文明や文化の結果として、社会の実相と価値観をはっきりと示しています。私たちは手仕事を、生活の向上に欠かせない産業として見直していきたいと考えています。 □過去と未来をつなぐ先人たちが「何を大切にしてきたか」を振り返り、今「何を大切にしているか」を問い、未来に向けて「何を大切にしなければならないか」を考える。この先、何が失われていくか、過去と未来をつなぐモノ作りとモノの在り方を、生活に結びつけて継承していく、新たな役割を私たちは担っています。 |
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